【ホカオネオネ クリフトン】異次元のクッションを履いて走ってみた

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今回はホカオネオネのランニングシューズ、「クリフトン」の購入・使用レビューです。

 

ホカオネオネはご存知の通り、圧倒的なクッション性と、スピードモデル並みの軽量性で急速にシェアを広げているシューズメーカーですね。

クリフトンはホカのランニングシューズの中で中立的な位置づけなので、ホカ初心者の方にもおすすめしたいモデルです。

 

  • ホカのランニングシューズを買おうか迷ってる人
  • ホカのランニングシューズに興味がある人
  • ホカって聞いたことあるけど、どんなシューズなのか知らないという人

などに読んでいただきたい記事です。

 

 

ホカオネオネのクリフトンを購入

去年あたり、ホカのウェブ広告がやたらとウェブ上に現れたり、都内の商業施設にホカの広告がバーンと張り出されていたりという現象がありました。

 

最初はなんだか、いかにもアメリカっぽいデザインであまり興味をひかれませんでした。

が、とある大会にあったホカのブースで試着してからというもの、ホカのランニングシューズはどこか忘れがたい存在になっていました。

 

やはりホカのランニングシューズといえば、あの禁断とも言えるような分厚いミッドソールですね。

一度履いて地面を踏んでみると、その感触はまず忘れることができないでしょう。

 

そんな強い興味を持ちながらも購入をしぶっていたところ、ちょうどアメリカ出張があったのでこれを機に意を決して購入してみました(日本で買うよりほんの少しだけ安く購入できたので)。

箱のデザインもさわやかで秀逸ですね。

 

やはり自慢のソールは分厚いです。

それでいて手に持った感触は、やっぱり軽いんですね。

秀逸です。

 

今回購入したのはクリフトン5です。

現在の最新はクリフトン6ですが、コンセプトや基本設計は大きく変わりません。

 

 

異次元のクッション性

というわけで、クリフトンを履いて走ってみました。

 

着地の感触は、「異次元のクッション性」という言葉がまさにぴったりです。

とてもアスファルトの上を走っているようには思えません。

やはりクッション性に関して言えば、今まで履いてきたシューズとは一線を画しています。

膝に問題のある私としては、非常に頼もしい限りです。

 

クッションの厚いシューズというのは初心者向けモデルが多く、たいがいは重量が重いですよね。

クリフトンに関しては、走っていても重いと感じることはありませんでした(実際に重量が軽い)

 

ホカのランニングシューズのフィーチャーの1つとして、「メタロッカーテクノロジー」というのがあります。

アウトソール(靴底)を横から見ると、つま先とかかと部分が滑らかにそぎ落とされていて、ロッキングチェアのような構造になっているのが分かります。

これにより、着地から蹴りだしまでがロッキングチェアのようなローリング運動のようになり、自然な体重移動ができる、というのがメタロッカーテクノロジーです。

自転車のタイヤが地面を転がるイメージですね。

 

これが走っていて実感できるかというと、できます。

ただ、いわゆる「かかと着地(ヒールストライク)」の場合に顕著に分かるもののようです。

私は基本的にフラット着地なので、例のタイヤが転がるような自然な体重移動は感じられなかったのですが、試しにかかと着地で走ってみたところ実感できました。

日本人の多くはかかと着地と言われるので、その点ではホカのランニングシューズは日本人向きという事が言えるかもしれませんね。

 

 

走ってみて分かったクリフトンの特徴

クッション性については上記の通りですが、他にも走ってみて分かったクリフトンの特徴がいくつかあります。

 

土踏まずのアーチ

アーチは普通か、やや高めと感じました。

私は偏平足なので最初ちょっと土踏まずに痛みがありましたが、2回目以降は徐々に慣れてきて痛みもなくなりました。

アーチもミッドソールもしっかりしているので、ホカのランニングシューズはインソール交換の必要性はとくにないように思います。

 

上り坂は苦手?

唯一気になったのが上り坂でした。

何かややクッションが邪魔するような感じがして、少しですが疲れやすいような気がします。

 

ホカ刊行の小冊子に、創業者の一人ニコラス・マーモッド氏のインタビュー記事がありました。

完成したプロトタイプを履いて走ってみると、これまでよりも早く山を駆け下りることができることを体感しました。

 

創業時の逸話を語った話の一部ですが、下り坂でのメリットをあげています。

設計的に平地や下り坂に最適化されていて、上りは少し苦手なのかもしれませんね。

 

確かに走ってみると、下り坂はクッションが効いて非常に走りやすかったです。

おそらく普通のマラソン大会程度のアップダウンでは問題にならないと思いますが、山を走るような上りの多いコースにはあまり向かないかもしれません。

 

 

サイズ感

私は足が小さくて、普段は25.5cm(USサイズメンズ7.5)を履いています。

ホカは試着したときに25.5cmだと大きかったので、購入したサイズは25.0cm(USサイズメンズ7)です。

 

結果この選択が正解で、USサイズメンズ7が長さも幅もちょうど良くて、うまくフィットしました。

参考までに、私の足型はおそらく日本人の平均的なもので、「やや幅広だけど必ずしもワイドではなくてだいたいレギュラーを履いている」といった感じです。

 

 

ホカの他のランニングシューズとクリフトンの位置づけ

 

ホカのランニングシューズには、

  1. ボンダイ
  2. クリフトン
  3. リンコン

があります。

 

クッション性は上から順番で、値段もそれに比例している感じです。

つまり

  • 1のボンダイが一番クッション性が高く値段も高い
  • 3のリンコンは一番クッション性が控えめで値段も控えめ

となっています。

 

リンコンは2019年に新たにリリースされたもので、スピードモデルという位置づけです。

最初はリンコンの購入を考えてみましたが、試着したところ幅が狭く足にフィットしなかったので止めました。

 

クリフトンはいろいろな面で中間的な位置づけであり、ホカを初めて試すのであればクリフトンがおすすめです。

日本人の平均的な足型なら、ボンダイやクリフトンが比較的フィットしやすいと思います。

 

 

 

ホカオネオネ クリフトンで走ってみた結果

 

以上、クリフトンの購入&使用レビューでした。

まとめると、

・やはりクッション性は驚異的、感じたことのない安心感を得られる
・メタロッカー構造により自然な体重移動は、かかと着地の人にメリット大
・土踏まずのアーチはやや高め
・上りの多いコースにはあまり向かない?
・サイズはアシックスやナイキなどと比べてワンサイズ下を選んでフィットした

といった感じでした。

ご参考にしていただけると幸いです。