トライアスロンで使いたいサングラス選びのポイントと、安くても機能的で優秀なサングラスの紹介です。
トライアスロンで使う道具はどれもピンからキリまでありますが、サングラスもその一つ。
サングラスはとくに、コストの違いがあまり製品の品質や性能に表れにくい方の部類に入るのではないかと思います。
有名メーカーだと一万円を超えるものが主流で、一万円台のものを使っているという方がもっとも多いのではないでしょうか。
一方で安くてもコスパに優れ、トライアスロンのレースでもまったく問題なく使えるサングラスがたくさんあります。どちらを選ぶかはあなた次第です。
この記事では5000円以下(※)というのを1つの目安にして、トライアスロンに適した安くておすすめのサングラスを紹介していきたいと思います。
※インターネットのショッピングモール上での実売価格を参考にしています。紹介するすべてのサングラスが確実に5000円以下で買えることを保障するものではありません。
いやいや値が張ってもいいから一流メーカーのハイグレードなモデルがいい、という方はこちらの別記事をどうぞ。
ランニングやトライアスロンで使いたい高価格帯の人気モデルを紹介しています。
トライアスロンにおいてサングラスはバイクで「マスト」、ランでは「あればベター」
トライアスロンのレースやトレーニングにおけるサングラスの位置づけは、バイクではほぼ必須、ランではする人としない人がいます。
いまさらですが、トライアスロンでのサングラスの役割をあげてみます。
- バイク走行中に異物や風圧から目を保護する(主にバイク)
- 紫外線、まぶしさの軽減(バイク、ラン)
- おしゃれ
1はかなり重要なので、バイクでサングラスをつけないという人はほとんどいないと思います。
個人的にはランでは着けたり着けなかったり、レースの距離や天候によってケースバイケースです。
次に選び方のポイントです。
- 視野が確保されていること
- フィット性(ずり落ちない、きつすぎない、など)
- 透過/反射率(UVカット性能含む)
- 落下の衝撃にも耐える丈夫さ
1は特にバイクで重要になります。前傾姿勢を取ると上目遣いで前方を見ることになるので、ものによってはフレームが視界を遮ります。
2はノーズパット(鼻にあたるところ)が可動式になっているなど、フィット性を高めるデザインのものを選ぶと良いです。
3は難しいところで、季節や天候によって透過率を選択したいものです。
レンズが変えられるものもいいですが、安価なものであれば透過率の高いものを曇天用に、低いものを晴天用にといった風に、大人買いしておくのもよいでしょう。
4について、私なんかはレースのトランジッションで落としてしまったことがあります。幸い破損しませんでしたが、替えもなかったのでヒヤッとしました。
丈夫であるに越したことはないですね。
トライアスロン向きのシンプルで安いサングラスおすすめ5選
ではここからは、コストパフォーマンスに優れた厳選サングラス5選を紹介します。
トライアスロンの練習やレースで使用することを想定して選びました。
おすすめサングラス1:FILA(フィラ) SF8823J
まずは信頼のスポーツブランド、FILAのサングラスです。
レンズが1枚になっているタイプで、視界がワイドなのが最大のメリットです。
私も以前このタイプを使っていましたが、バイク中の視界が広くてとても快適です。
レンズの上の辺がフレームになっているとバイクで前傾姿勢をとった時の視界がやや制限されるのですが、このタイプだと視界を遮る要素がほとんどありません。
ただしフレームがないデメリットとして、鼻梁(鼻筋)が低いとレンズが肌に触れてしまい、さらには汗がレンズに伝って視界を妨げることがあります。
私も決して鼻が高い方ではないので、ノーズパットを立て気味にして肌との隙間を保つように注意しています。
カラー「シャイニーホワイト」で可視光透過率が85%とかなり明るいです。
まぶしさの軽減には今ひとつかもしれませんが、紫外線は99.9%カットだし、雨の日やナイトライドにも使えるというメリットは大きいです。
値段も安いので、全天候用に1つ持っておくと重宝すること間違いなしです。
おすすめサングラス2:FILA(フィラ) SF4016J
本日2つめのFILAです。
この価格帯ではやはりFILAのコスパが高いです。老舗スポーツブランドの信頼感だけでなく、価格は安くても無名ブランドに比べて実際品質は高いと感じます。
SF4016Jのフレームは3カラー、レンズは2パターンあります。レンズの可視光透過率は写真のレッドで22%、ブルーだと12%です。なので主に晴天用ですね。
前出の8823Jと違い上辺にフレームがあるタイプです。隙間からの光が入りにくく、レンズが顔について汗が付着してしまうリスクも低いデザインです。
8823Jもこの4016Jも、フレキシブルノーズでアジアンフィットという扱いです。日本人の顔にもフィットしやすいということですね。ずり落ちて着たり、レンズの傾斜が合わないなどの不具合が起きにくくなっています。
おすすめサングラス3:Rockbros(ロックブロス)調光サングラス
こちらもコスパ的に最強クラスのサングラスです。
同価格帯に聞きなれない名前の中華メーカーがあふれかえる中、Rockbrosは兵庫県に居を構える信頼の日本ブランドです。
Rockbrosにはこのモデル以外にも安くてかっこいいサングラスがいくつかあるのですが、ここでは調光サングラスの1012をチョイスしました。
調光サングラスとは、紫外線の強さに応じてレンズ濃度が変わる、調光レンズを搭載したスポーツサングラスです。紫外線の多い日中は濃度が濃く、紫外線の少ない日や時間帯は十分な明るさを勝手に確保してくれるので、付け替える手間もなく幅広いシーンで活用できます。
それに加えてフレームの弾力性やレンズの耐衝撃性、調整可能なノーズパッドなど、細部にまで行き届いた設計で、5000円以下で買えるサングラスとは思えません。
はっきり言って、この性能でこの価格のサングラスがあるなら、この10倍以上するブランド品にはそこまでの価値があるのか?と思えてしまいます。
おすすめサングラス4:OGK KABUTO (オージーケー カブト) NB-01
バイクのヘルメットで有名なOGK KABUTO(オージーケーカブト)のスペシャルなサングラスです。
日本の自転車用品で大きなシェアを誇るOGK Kabutoですからサングラスのラインナップも多いのですが、5000円以下となるとNBシリーズくらいなのではないでしょうか。
NB-01はそのNBシリーズの中で一番スポーティなモデルで、バイクにもランにも持ってこいのサングラスです。
レンズは2種類付属で透過率は、
- コーテッドモーブグリーン:15%
- クリア:90%
と、晴天と曇天に合わせたセットになっています。
OGK KABUTOのヘルメットと合わせてコーデしたいですね。
おすすめサングラス5:FERRY スポーツサングラス ミラーレンズ
こちらのFERRYは交換レンズが5枚付いているサングラスです。
専用交換レンズ5枚に加え、予備のフレームもついて、さらにストラップやソフト・ハードケースが付属してこの値段という、どこかのテレフォンショッピングばりの価格破壊ぶりです。
さすがにフレームのつくり自体は少し華奢に感じるかもしれませんが、セカンドサングラスとして持っておくとどんな状況にも対応できそうです。
とりあえず持ってるだけで何か安心感があります。
専用ストラップがついているというのは、実はトライアスロンにおいてはポイントが高いと言えます。
例えばバイクからランへのトランジッションで、一度サングラスを外すにしても、あわただしいトランジッションで地面などに一旦置くよりも、首にかかっているほうが動作としても効率的です。
あるいはヘルメットを取るときに一緒に取れて、地面に落下してしまうというようなこともあったりしますが、そのような場合の落下防止にもなります。
トライアスロンのバイクやランで使いたいおすすめサングラス まとめ
いかがでしたか?
トライアスロンって他にも嫌というほどコストがかかりますよね。
費用対効果が高いものにお金をかけて、そうでないところは抑える。そうした取捨選択を常に迫られます。
今回紹介したサングラスも、上を見ればきりがありませんが、コスパ重視で考えればどれも十分に使えます。
それぞれ特徴が少しずつ異なるので、自分に合ったものを見つけ出していただければ幸いです。
サングラスなどの置き方も含めて、トライアスロンのトランジションのコツを説明した記事はこちら。