トライアスロンではスイム、バイク、ランそれぞれで使用する道具があり、それらには「トライアスロン専用モデル」というものが存在します。
例えばバイク。普通のロードバイクでもトライアスロンはできますが、トライアスロンという競技の性質を踏まえて特化したトライアスロンバイクが存在します。
ここではそんな「トライアスロン専用」や「トライアスロン向け」というギアについて書かれた記事をまとめて紹介します。
レースに向けて揃えたいウェア類(ウェットスーツ含む)については別でまとめているのでよろしければこちらをどうぞ。
トライアスロンの大会に向けて準備しておくべき道具/用品のまとめ記事 | triathlista
では以下、スイム、バイク、ランの順で見ていきます。
トライアスロン用スイムゴーグル
トライアスロン用のスイムゴーグルは、トライアスロンスイムの大きな特徴であるオープンウォーターであることを念頭に設計されています。
オープンウォーターを念頭にとはすなわち、「視野が広いこと」「まぶしくないこと」が求められます。またスタート後のバトルで衝突があっても「ずれにくいこと」、さらに長時間泳いでも「曇りにくいこと」なども重要になってきます。
一般のスイムゴーグルに比べて、トライアスロン用ゴーグルではこれらが強化されています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
この記事ではトライアスロン用スイムゴーグルについてより詳しく説明していて、またトライアスロンゴーグルの代表格である3つのゴーグルを紹介しています。どんなものがいいのか迷う方は、この中から選んでおけば間違いなしです。
トライアスロン用のバイク関連ギア
トライアスロンでもっとも多くの道具を使うのがバイクですね。バイク自体はもちろんのこと、身に着ける各種道具にもトライアスロン専用モデルがあります。
ヘルメット
トライアスロン用ヘルメットの特徴は、何と言ってもエアロ(空力)性能です。
俗にエアロヘルメットやクローズドヘルメットなどと言いますが、通気性の高い快適さよりも、風の抵抗を受けにくい形状をしています。それだけに夏場のレースが多いトライアスロンでは頭が蒸れたり不快感を感じるなど、諸刃の剣でもあります。
空力性能を取って少しでもタイムを縮めようとするか、快適にレースを進める(結果その方がタイムも良いなんてこともあるでしょう)か、そこは個人の自由ですね。
こちらの記事ではエアロ性能ごとに分けておすすめヘルメットの紹介もしています。ゴリゴリのエアロを探している方から、ややエアロなロード用ヘルメットでいいという方まで参考にしていただけると思います。
サドル
サドルに関しては、他のギアと比べてもトライアスロン用モデルの選択肢が特に多いのではないかと思います。
サドルというのはそれだけ、自分の体や競技スタイルによって「合う・合わない」があるものだということですね。「サドル沼」という言葉もあるくらいです。トライアスロンで使うならこれがいい、という答えが1つではないということです。自分に合ったものを探すしかないです。
その上でのトライアスロン用モデルですが、「DHバーを使った前傾姿勢を取ること」「長時間乗ること」「トライウェアのパッドは薄いということ」といったトライアスロンの特徴を踏まえた設計になっているものが多くなっています。
トライアスロン用だからと言って特に効果であったりもしないので、トライアスロンをやるなら専用モデルを中心に自分に合うものを探していくことをおすすめしたいです。
バイクシューズ
トライアスロン用のバイクシューズも、各社エントリーモデルとハイエンドモデルを出しています。
普通のロードバイクとの違いはまず、トランジション効率化のためベルクロで素早く着脱できるようになっていることです。またスイム後の濡れた素足で履くことも多いため、通気性が良く乾きやすいことと、靴擦れを起こしにくいこともトライアスロン用シューズの特徴です。
こちらの記事では、トライアスロン用モデルの必要性や、アウトソールの剛性を踏まえたエントリーシューズとハイエンドシューズの選び方などを説明しています。またおすすめのトライアスロン用バイクシューズも選りすぐって紹介しています。
バイク
そしてバイク本体です。
トライアスロンバイクというとまず特徴としてフレームなどのエアロ形状があります。「フレームなど」というのは、フレームだけじゃなくてハンドルバーやホイールから、シートポストに至るまでエアロ設計されているのがトライアスロンバイクです。
それから最近ではハイドレーションやストレージもどんどん進化していて、フレーム内に水や補給食を入れられるようになっていたりもします。
またDHポジションをとるハンドルも大きな特徴で、これもトレンドがあって日々進化・変化しています。DHバーの形や角度、セッティングなど、エリート選手の傾向が変わるとそれが一般のユーザーにも浸透していったりしているようです。
バイクはもっとも高価な買い物であり、トレンドも日々変わっているので、やはり一番は質のいいショップで店員さんとじっくり話をするのが一番だと思います。
こちらの記事は初心者向けにはなりますが、トライアスロンバイクを初めて買うような場合に参考にしていただきたい記事になっています。
トライアスロン向きのランシューズ
ランシューズにも「トライアスロン用」というのはあるのですが、あまり浸透しておらず、海外製品であることも多いので入手しづらかったりもします。
なぜ入手しづらいかと言うとそれだけ需要が少ないということで、需要が少ないということはトライアスロン用である必要がそもそも無いということの裏返しでもあります。
それでもトライアスリートに人気のランニングシューズには傾向があり、それらを紹介したのが下記の記事です。
アシックス、ナイキといった定番から、ホカオネオネ、オンという新興メーカ、マイナーブランドのニュートンなどトライアスロンで使われている人気のシューズを紹介しています。
トライアスロンで使いたいスポーツウォッチ
トライアスロンの練習でもレースでも必要になるのがタイム管理ですね。
ランニングならスマホで、バイクならサイクルメータでという人も多いと思いますが、やはり機能の充実したスポーツウォッチを1つ持っているととても便利です。
トライアスロンで使うことを前提に、GPS有りと無しでおすすめの腕時計を紹介しているのが下記の2記事です。
ちなみに私はGPS無し派で、TIMEXのIRONMANをずっと愛用しています。やっぱり、IRONMANですから。
トライアスロン専用モデルのギアまとめ
以上、トライアスロンで使う道具の、「トライアスロン専用モデル」についての記事を紹介しました。
これらは必ずしもトライアスロン用を使わなくてもいいのですが、トライアスロン用にしかないメリットやコミット感というのはあるので、少なくとも選択肢に加えてみることをおすすめします。