【目的別】ランニングシューズ用インソールおすすめ7選

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おすすめのランニングシューズ用インソールを、目的別に7点紹介します。

シューズのインソール交換は、ランニングで脚の悩みを抱えている方や、パフォーマンスを上げたい方など、すべてのランナーにおすすめしたいです。

 

インソールの効果や選び方は別記事にまとめていますので、よろしければこちらも参考にしてください。

ランニングによる膝や足の痛みを軽減するインソールの効果とは?

【解説】ランニング用インソールの選び方-サイズや足の形など

 

 

インソールの目的① 「ランニング中の痛み(足首、膝など)の予防・緩和」編

ランニングによる脚の痛みは、着地時の衝撃や、足裏のアーチが崩れることによるランニングフォームの乱れなどによって起こりやすくなります。

改善には、適切な衝撃分散アーチサポートやヒール保護などの機能がバランスよく行き届いたインソールを選びたいです。

 

 

SIDAS(シダス) ラン3D プロテクト

シダスはフランスに本社のある、世界中のランナーに人気のインソールメーカーです。

メーカーのサイトにはトップランナーやトップトライアスリートのコメントも掲載されていて、信頼性の高さが分かります。

 

「ラン3Dプロテクト」は、足全体を包み込むような形状で、アーチサポートとかかとの安定を与えてくれます。

このサポート機能により、

  • ふくらはぎやヒラメ筋にかかるストレスを軽減
  • ランニングフォームのゆがみを改善

といった効果が得られます。

 

結果として「シンスプリント」や「ランナーズニー」といった、ランナーにありがちな脚のトラブルの防止、緩和につながります。

 

シンスプリント…アーチの低下などにより発生する、ふくらはぎ内側下部の炎症
ランナーズニー…着地時の足の歪みにより発生する、膝の外側の炎症

 

またシダス3Dは、怪我の防止だけでなく、力のロスを軽減し推進力を得やすい構造になっており、ランニング効率の向上にも役立ちます

 

唯一の難点はややコスト高なところでしょうか。

予算さえ許せば、ぜひとも試していただきたいインソールです。

 

【サイズ】

  • S(23.5~24.5cm)
  • M(25.0~26.5cm)
  • L(27.0~28.0cm)
  • XL(28.5~29.5cm)

 

【おすすめ度】

★★★★★(5/5点)

 

 

SOF SOLE(ソフソール) アスリート


ソフソールは、米国INPULS社の製造するインソールのブランド名です。

日本国内でもシェアは高く、私の最寄りのスポーツショップでも一番多く扱われています。

 

「アスリート」というこのモデルは、ランニングだけでなく、動きの多い室内競技などにも適したインソールです。

全体的なコンセプトはシダスのラン3Dに似ているように思います。

かかとやアーチのサポートや、ジェルを用いた衝撃吸収など、とてもバランスの取れたインソールです。

 

大きな強みとしては価格の安さです。

2千円以下で手に入るので、低予算で怪我の予防や緩和を実現したいという人にはおすすめです。

また、アーチサポートも強すぎないので、初めて機能性インソールを導入するという方にで、抵抗なく装着できるのではないかと思います。

初めてのインソールとしてもおすすめできます。

 

【サイズ】

  • レディースM(23~24.5cm)
  • レディースL(25~27cm)
  • メンズM(24.5~26cm)
  • メンズL(26.5~28cm)
  • メンズXL(28.5~30cm)

 

【おすすめ度】

 ★★★★☆(4/5点)

 

 

Dr Sholle(ドクターショール) アクティブプラス


ドクターショールは、イギリスに本社をおく会社が運営する、フットケア専門のブランドです。

いわば足と靴にまつわる問題を解決するスペシャリストですね。

 

ドクターショールのインソールの中で、スポーツでの使用を念頭に設計されているのが、このアクティブプラスです。

特徴は何と言っても衝撃吸収性の高さです。

かかと、足首、膝への負担を軽減するため、最大30%の衝撃吸収と謳われています。

特に日本人はヒールストライク走法(かかと着地)のランナーが多いため、かかとの衝撃吸収を手厚くしたいという人にはおすすめです。

 

ジェルによるクッションが優秀な反面、ランニングにおいてはエネルギーロスにつながる懸念があります。

走ることに特化した設計ではないため、ランニング効率という意味では他メーカのインソールにやや劣るかもしれません。

 

【サイズ】

  • S(22.5~26cm)
  • M(25.5~29.5cm)

 

【おすすめ度】

★★★☆☆(3/5点)

 

 

インソールの目的② 「ランニング効率・パフォーマンス向上」編

足裏にしっかりフィットし、着地から蹴りだしまでの体重移動をサポートしてくれるインソールが求められます。

アーチへのフィット性や、足の前側の反発力が高いものを選びたいです。

 

 

Zamst(ザムスト) フィットクラフト スタンダード


ザムストは、言わずと知れたスポーツサポーターで圧倒的なシェアを誇るメーカーですね。

 

「フィットクラフト」はスポーツ向けに設計されたインソールのシリーズですが、最大の特徴はフィット性の高さです。

「目指したのは、オーダーメイド」という謳い文句にあるように、レディメイド(既製品)ながら、ローアーチ、ミドルアーチ、ハイアーチと3つのアーチタイプから選ぶことができます

 

フィット性の高さはインソールの重要な要素の一つです。

靴が足にフィットしていないと、走るときに靴の中で足が動いてしまい、そこにエネルギーのロスが生じてしまいます。

足裏の3つのアーチ含め、インソールがぴったりフィットすることで、靴の中で足が動くことなく、力が効率よく推進力に変換されます

 

また、つま先が持ち上がるような設計になっているので、自然な蹴りだしができ、スピードにも乗りやすい設計と言えると思います。

 

【サイズ】

  • S(21.0~22.5cm)
  • M(23.0~24.5cm)
  • L(25.0~26.5cm)
  • LL(27.0~28.5cm)
  • 3L(29.0~30.5cm)

 

【おすすめ度】

★★★★★(5/5点)

 

 

FIT-Ⅱ(フィットツー) ローアーチ/ニュートラルアーチ/ハイアーチ


 

 

フィットツーは前出のソフソールと同じ、米国INPULS社製のインソールです。

またこちらも、フィットクラスト同様、アーチタイプを3つから選べるようになっています。

 

前側が厚めに作られていて、蹴り出しが安定することで加速力が得やすい設計になっています。

またアーチサポートが非常にしっかりしているため、着地から蹴り出しまでの体重移動がスムースになり、これも加速力を向上させる要素となっています。

 

ただ私が試着した感覚では、アーチサポートが少し硬すぎるように感じました。

前提として私はひどい偏平足で、ローアーチを装着してみたのですがそれでも若干高すぎて、長時間走るには少し負担になりそうな感じがしました。

 

あくまで個人差があると思うのですが、偏平足の人は少し注意が必要かもしれません。

近いタイプの(アーチサポートが硬めの)インソールを使用した経験のある人であれば問題ないかと思います。

 

【サイズ】

  • XS(23cm)
  • S(23cm~24.5cm)
  • M(24.5cm~26cm)
  • L(26cm~27.5cm)
  • XL(27.5cm~29cm)

 

【おすすめ度】

★★★★☆(4/5点)

 

 

インソールの目的③ 「ランニング中の疲労軽減」編

クッション性の高い素材を用い、足裏にかかる圧力を分散してくれるようなインソールが必要です。

ただ柔らかければいいというものでもありません。

 

 

DSIS ソルボ インソール ランニングエア


アキレスの子会社、三進興産という会社のインソールです。

「ソルボセイン」という特殊な素材を使用しています。

 

余談ですが、ソルボセインは工業製品などにも使用される素材ですが、「ソルボセンイ(繊維)」と間違えて覚えてしまう人が少なくないようです。

「ソルボセイン」と正しく覚えましょう。

 

ソルボセインはメディカルケア製品では「人工筋肉」とも呼ばれ、まさにランニングの疲労軽減に求められる「衝撃吸収性」と「圧力分散機能」に優れた素材です。

 

インソールのデザイン自体はシンプルで、素材の力で勝負といった、潔い感じの製品ですね。

価格も安いので、「人工筋肉」の性能を一度試してみてはいかがでしょうか?

 

【サイズ】

  • S(23.5~24.5cm)
  • M(25~26cm)
  • L(26.5~27.5cm)

 

【おすすめ度】

★★★★☆(4/5点)

 

 

SIDAS(シダス) クッション3D


さて最後の1点はシダス製、衝撃吸収性に重点をおいた「クッション3D」です。

 

ラン3Dに比べジェルパットがよりソフトになっていて、かかとのクッション性が向上しています。

またメッシュの通気性、程よいグリップもあり、走りの快適性を追求したモデルだと言うことができそうです

 

もちろん、クッション性の高さは、ある程度エネルギーロスとのトレードオフになってしまいます。

衝撃を和らげることと、ランニング効率を上げることは完全に両立はできないの、この点に関しては仕方ないとしか言えないと思います。

ランニング中の疲労軽減、という目的に対しては十分おすすめできます。

 

「別にサブスリー目指すわけじゃないし、スピードより楽に気持ちよく走りたい」という人には持ってこいのインソールではないでしょうか。

 

【サイズ】

  • XS(22.0~23.0cm)
  • S(23.5~24.5cm)
  • M(25.0~26.5cm)
  • L(27.0~28.0cm)
  • XL(28.5~29.5cm)

 

【おすすめ度】

★★★★★(5/5点)

 

 

【番外編】日常用インソールのおすすめ-TENTIAL INSOLE

さてここまでは、ランニング用のおすすめインソールを紹介してきました。

 

ところで、トップアスリートほど日常的な体のケアを大切にしているのはご存知でしょうか?

中でも足底ケアは広く実践されていて、そんなアスリートの皆さんが多く愛用しているのがTENTIAL INSOLEという日常用のインソールです。

 

シックで落ち着いたデザインで、革靴やスニーカーなどどんな靴に入れても見栄えが良さそうです。

また見た目だけでなく、さまざまな技術が詰め込まれていて、疲労の軽減故障の予防など、アスリートの日常にフォーカスした新しいタイプのインソールです。

 

▼TENTIALインソールはこちら

 

日常的な足底ケアの重要性についてはこちらの記事を参照してください。

アスリートこそ日常的な足底ケアが必要とされる理由とは?
競技で体を酷使するアスリートこそ足底に着目したコンディショニングというのが重要、というお話です。足底の痛みやトレーニングの疲労が抜けない、スイムやランのフォームを改善したい、といった方は普段の足底ケアが効果的かもしれません。

 

TENTIALインソールの使用レビュー記事もご覧いただければ幸いです。

アスリートに人気の疲れにくいインソール「TENTIAL INSOLE」を使ってみた
慢性的な足の痛みが軽くなる、長時間歩いても疲れにくいと最近話題のインソール「TENTIAL INSOLE」の使用レビューです。テンシャルのインソールを2週間試してみて、履いて歩いて初めて分かったメリットや効果、注意点などを整理しました。

 

 

良いインソールは良いシューズをも凌駕する?

いかがでしたか?

ランニングに悩みを抱えているランナーにおすすめしたい、機能性インソール7点を目的別に紹介しました。

 

ランニングシューズはそこそこのものにしておいて、浮かせた予算で良いインソールを買った方が賢い。

そういう考え方もあります。

 

ミッドソールがかなり高機能・高性能なシューズでも、元々入っているインソールは意外とフラットでペラペラの代物だったりします。

ドラクエでいえば、鎧は「鋼の鎧」なのに、盾だけいつまでたっても「革の盾」を装備しているようなものですね(分かりにくいですか?)。

 

まだインソール交換を経験されていない方は、ぜひとも挑戦してみてください。

未体験の画期的な世界がそこに広がっているかもしれません。