以前購入したランニングシューズ、アシックスのゲルカヤノ。
アウトソールのクッション性が優秀なのでインソールはそのままで使っていましたが、この度インソールを市販のスポーツインソールに交換することにしました。
交換するのは、「ソフソール アスリート」というインソール。
大手のインソールメーカーの製品なので、普通にスポーツショップで売っているものです。
シューズへの取り付け、装着感、試走した使用感などをレビューしたいと思います。
インソール交換を検討した背景
以前にも、ランニングシューズのインソールを機能性のものに替えて使っていた時期はありました。
アイアンマン出場を前にして、長時間履いても疲れないようにと導入したものでした。
効果はあったのですが、土踏まずがインソールのアーチと擦れて皮がむけたりする問題がありました。
そう、私は極度の偏平足なのです。
普通に素足で立ってみると、土踏まずなんてほとんどありません。
もともとこの偏平足がランニングの問題の元凶になっていることは分かっていました。
海外在住時に専門医に見てもらったこともありました。
その時はオーダーメイドのインソールを作ったのですが、やはりアーチが痛すぎて走れたものではありませんでした。
この冬、出場したハーフマラソンで目標タイムを達成するために無理をしたこともあり、膝を痛めてしまいました。
そもそも膝が痛くなることも問題ですが、膝を痛めるほど無理をしないとタイムが上がらないことも問題です。
(とはいえ冷静に体を労わるペースに抑えることができなかったところにも別の問題がありますが、それはさておき。)
というわけで、今回のインソール再挑戦の目的は膝のトラブル防止と、ランニングのパフォーマンスアップです。
別途インナーマッスルの強化や、土踏まずを作るエクササイズなどにも精を出しつつ、しっかり物にも頼っていきたいと思います。
SOFSOLE(ソフソール) アスリート
別記事でも書きましたが、ソフソールは米国INPULS社の製造する、超メジャーなインソールのブランド名です。
そのソフソールの中でも、ランニングや動きの多い室内競技などのために開発されたのがこの「アスリート」というインソールです。
今回このインソールに決めたのは、以下の理由からでした。
- 安いから
- 衝撃吸収とランニング効率のバランスが良さそうだったから
- 店で試着してみてアーチが痛くなかったから
靴のサイズが25.5cmなので、サイズはメンズのMサイズ(24.5~26cm)をチョイスしました。
ソフソール アスリートを装着&試走レビュー
実際にインソールを交換して走ってみました。
ソフソール アスリートの見た目や装着感、試走の感想などをまとめます。
レビュー① 装着
上の写真、上が今回交換するソフソール、下はランニングシューズに元々入っていたインソールです。
厚みの違いは、ソフソールのほうが1.5倍くらい厚いでしょうか。
黄色い部分のは、写真で見ると樹脂(プラスチック)素材のように見えるかもしれませんが、実際には軟質な素材(おそらくポリウレタン)です。
と言ってもオリジナルのインソールと比べると少し硬めで、しっかりサポートしてくれそうです。
シューズへの取り付けは、サイズに合わせてカットすることなく、オリジナルインソールを外して新しいインソールを入れるだけ。
スポッと気持ちよく入って、遊びも一切ありませんでした。
足を入れたときの装着感ですが、まずファーストインプレッションとしては、かなりソフトでした。
アシックスのゲルカヤノというシューズは、そもそも初心者にもおすすめなクッション性の高いシューズですが、それに輪をかけてソフトな履き心地になりました。
レビュー② 試走
実際にトレーニングをしてみた感想です。
問題の土踏まずは?
もともとアーチサポートがソフトなものということで選んだわけですが、走り始めはアーチサポートの存在をほとんど感じませんでした。
なので、さすがにもう少しサポート強めのほうが良かったかな、などと思っていたら、走っているうちに足裏の中央付近を押されている感覚を実感できました。
やはり疲れてくるとアーチは崩れてくるので、走り続けるほどにサポート力を強く感じてきます。
交換後初回のランニングでは30分くらいで足裏に疲れを感じましたが、2回目以降は改善していきました。
インソールを変えると足裏にかかる圧力の分布が変わるので、筋肉にかかる負担も変わってくるはずです。
何度使っても改善してこなければインソールが合わないのでしょうが、今回は一過性のものでした。
走ってみて感じたメリット
一番メリットとして感じたのは、蹴り出しが安定したことです。
従来は、持ち前の偏平足もあって、特に走り続けて疲れてくると蹴り出しがまっすぐいかず、足が旋回運動をしてしまっていました。
本来、蹴り出しは親指の付け根辺りで行うものですが、足裏の筋肉が疲れていると足が勝手にそれを嫌がって、力を外側に逃がすような動きを取ってしまいます。
蹴り出す瞬間に、ぐりんと小さく円を描くような動きをしてしまうわけです。
それが、アーチが支持されて、さらに足の前側が下がるようになっているので、蹴り出しがぶれずにまっすぐできるようになりました。
トレーニング後半でもそれを実感できたので、長期的に見てパフォーマンスの向上にもつながりそうです。
ただし、蹴り出しが安定するというのは、ある意味では足に楽をさせない事でもあるようです。
疲れてきて蹴り出しの力を外に逃がそうとするのは、足が負荷を減らすために取る動きだと思いますが、それをしなくなるので最初は結構疲れました。
この点は慣れというより、足を鍛えることで改善する問題だと思っています。
偏平足ランナーによるインソール交換レビューでした
今回のインソール交換、とりあえずは成功だったようです。
パフォーマンスの向上についてはもう少し長い目で見ていかないと効果は分からないと思います。
長期的に見た膝の痛みなどへの効果についてもあわせて、しばらくたってから記事の更新をしたいと思います。
今回交換したソフソール アスリートは、以下のような方におすすめです。
- 初めてランニングシューズのインソール交換をする方
- 偏平足の方
- リーズナブルな価格のインソールを求めている方
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